体は嘘をつかない
体は正直である・・・
これに似た表現を聞いたことがあると思います。
そして皆さん誰でも経験がある事と思うのですが、
嫌いな人が近くによってきた時にスッと体が避けてしまったり、心地よくない環境に身を置いたときにじっと出来ずにやたらと体が反応してみたり・・・
おそらくは無意識での反応で自覚のないものも多いと思いますが、しっかりと体は反応しているということです。
これって本当、稽古を通じてしみじみと実感させられますね。
例えば相手の攻撃に対して体が引いてしまっていたり、必要以上に身構えて固くなってしまったり。
これらは当然のことであり、そこで自然に体が反応してしまうのは当たり前のこと。
稽古に大事なのは無意識で動いた体の反応をしっかり自覚できるようになること。そしてその時の心の働きをしっかりと素直に受け入れることであると思います。
”客観的に自分を観る”という稽古ですね。
これが意外と難しいのですが、ある程度客観的に自分を観ることが出来なければ、その対処法も解らず、ましてや相手のことなんて観えるはずがないと私は思うのです。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二